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=?原?を?現する原子力資料情報室(CNIC)のメ?ルマガジン=
No.0107 六ヶ所再?理工場で??する事故の?態を日本原燃は公表していない
?情報提供を受けて日本原燃、原子力安全?保安院、?森?に申し入れ?他【2006年6月6日】
原子力資料情報室(CNIC)Citizens' Nuclear Information Center
※購?の登??解除??更は?者の皆?ご自身でお願いいたします(方法下記)
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◇今?の?容◇
[1]六ヶ所再?理工場で??する事故の?態を日本原燃は公表していない
?情報提供を受けて日本原燃、原子力安全?保安院、?森?に申し入れ
[2]プルトニウム被ばく事故とT字?手の漏えい事故に?する?森?への要請書
[3]原?の新しい耐震指針案?どう考える??
[4]『原子力資料情報室通信』384?(2006.6.1)もくじ
[5]原子力資料情報室とは
――――――――――――――――――――――――――――――
■[1]六ヶ所再?理工場で??する事故の?態を日本原燃は公表していない
?情報提供を受けて日本原燃、原子力安全?保安院、?森?に申し入れ
――――――――――――――――――――――――――――――
六ヶ所再?理工場で??する事故の?態を日本原燃は公表していない
?情報提供を受けて日本原燃、原子力安全?保安院、?森?に申し入れ
日本原燃株式?社 社長 兒島伊佐美殿
原子力安全?保安院 院長 ???吉殿
?森?知事 三村申吾 殿
要請書
原子力資料情報室
2006年6月6日
(日本原燃、原子力安全?保安院、?森?に提出)
原子力資料情報室は、昨日(2006年6月5日)、一通のメ?ルを
受信しました(以下「メ?ル」:下記資料?照)。「メ?ル」の?
容は、日本原燃の六ヶ所再?理工場で5月17日に?生した精製建屋
配管T字?手からの硝酸ウラナス溶液漏えい事故、5月25日に公表
された分析建屋でのプルトニウム被ばく事故に?するものです。
「メ?ル」には、今まで日本原燃が公表し、マスコミ等でも報道
され、また私たちが日本原燃や?森?への要請行動で直接確認して
きた事?とは違う、?事故についての指摘があります。
例えば漏えい事故では、公表された漏えい量は7リットルとさて
いますが、?際はその10倍もの堰があふれんばかりの量であり、現
場の??も公表されている事とは違う?態であったこと、さらに日
本原燃がこのような事?を?して事故を公表していると指摘されて
います。また汚染事故については、これまでにも?回別の汚染事故
が?生しているが事故原因も特定できす、マスクの着用を作業員が
求めていたが日本原燃がそれを認めなかったと指摘されています。
日本原燃が漏えい事故、被ばく事故に?してホ?ムペ?ジ上で公
表していることは、事故の?況、原因、?策等についても情報は非
常に乏しいもので、事故の詳細はいまだに明らかにされておりませ
ん。また日本原燃は、私たち原子力資料情報室をはじめ多くの市民
??の問い合わせにも十分??していません。この「メ?ル」で指
摘されているいくつかの点についても、私たちは詳細な情報公開を
求めていますが、いまだに回答がありません。
私たちはこの「メ?ル」の?容について、事故の?情を知りえる
立場からの信憑性のある情報と考え、これを公表し、日本原燃、原
子力安全?保安院、?森?にたいし、「メ?ル」で指摘されている?
容も含めて、事故の?況、事故への??等、詳細な情報を公開する
ことを求めます。
【?照】
T字管漏洩事故に?する日本原燃の?表
http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/topics/060518-recycle-b01.html
http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/topics/060518-recycle-b01.html
プルトニウム?取事故に?する日本原燃の?表
http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/topics/060525-recycle-01.html
その他の事故
http://www.jnfl.co.jp/topics.html
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■【原子力資料情報室宛ての「メ?ル」】
Subject: 日本原燃トラブルの??について
突然ですが、ひどく憤りを感じるため、日本原燃にて、先日?生し
たトラブルについて、
?りの情報公開が?生しているため、報告させて頂きます。
1.精製建屋でのT?手からの硝酸ウラン溶液の漏れにつて
漏れた液量は、7リットルと公表されているが、?際は、10倍量に
あたり、堰は、あふれんばかりの?態で、これを公表すると、A情
報ということで、除染したのちの値を公表した。
また、?置?みとされていたT?手は、ビニ?ルにて養生しただけ
のお粗末な?態で、
このビニ?ル養生された中にたまっていた溶液の量が約7リットル
という事?。
メ?カ(東芝)では、漏れることは予想されていたが、日本原燃側
は、?置をさせなかった。
このトラブル?見では、異臭を確認しとあるが、別の部屋の作業員
が確認するというのは、異常。
換排?設備が正常に機能していない。
なぜならば、負?が?保されているならば、別の部屋で異臭を感じ
る?がない。
また、その量が7リットル程度であれば?のこと。
2.分析建屋での作業員の放射性物質の???取について
作業員の作業服に汚染が確認される以前に?回、汚染が確認されて
いるが、報告は愚か、原因も特定出?ていない事象が?生していた。
全て、アクティブ試?以降に汚染が確認されている。
フ?ドでの作業において、半面マスクの着用が義務付けされていな
い件については、グロ?ブボックスも同?(一部着用をマニュアル
化)で、一部作業員の中では、着用を日本原燃に?し、促していた
ようだがマニュアルに記載されていないということで、着用は見送
られていた。
また、放射線管理を管轄る部長は、日本原子力機構からの出向者が
なっているが、先行施設の安全?策を反映していない。???取し
た作業員は、作業?日休憩を取得する事無く、業務に?事していた。
作業?制が不自然で、日本原燃は、5班3交替、この協力?社員は、
4班3交代で、激務を?いられていた結果によるトラブルであること
を公表せず、ヒュ?マンエラ?を?調。
匿名希望
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――――――――――――――――――――――――――――――
■[2]プルトニウム被ばく事故とT字?手の
漏えい事故に?する?森?への要請書
――――――――――――――――――――――――――――――
プルトニウム被ばく事故とT字?手の
漏えい事故に?する?森?への要請書
要請書
?森?知事
三村申吾 殿
要請書
原子力資料情報室
2006年6月2日
(?森?に提出)
六ヶ所再?理工場では、3月31日にアクティブ試?が開始されて
以?、約2ヶ月の短期間にすでに??の事故?トラブルが?生して
います。その主なものは以下のとおりです。
4月11日 溶解槽セル?の洗?水の漏えい事故
4月23日 分離建屋と精製建屋の間の洞道?での放射性物質の漏えい
5月3日 精製建屋かくはん機起動モ?タ?のトラブル
5月6日 精製建屋プルトニウム濃縮ポンプの故障
5月17日 精製建屋配管T字?手からの硝酸ウラナス溶液漏えい事故
5月23日 高レベル?液ガラス固化建屋セル?のクレ?ンフックの
落下事故
5月25日 分析建屋でプルトニウム被ばく事故
これらの事故?トラブルの原因や日本原燃の??には、いままで
行われてきた化?試?、ウラン試?や安全性?点?で確認されたは
ずの工場の「安全性」に大きな疑問を抱かせるものが多?あります。
私たち原子力資料情報室は?森?に?して、日本原燃に?して六ヶ
所再?理工場アクティブ試?を中止し、ウラン試?結果の再??、
施設の安全性の再点?を求めるよう、要請いたします。
【分析建屋のプルトニウム被ばく事故について】
分析建屋のプルトニウム被ばく事故については、現在事故原因が
調査中となっていますが、作業マニュアルがマスクの着用を義務付
けていませんでした。その理由について日本原燃は、「被ばくの危
?性がないので義務づけなかった」と?明しています。これは明ら
かに六ヶ所工場の「作業マニュアル」の重大な欠?であり、日本原
燃の「安全意識」のお粗末な?態を示すものです。その意味でも、
今回の事故は明らかに「人災」です。さらに作業員が分析建屋から
退出の際行った測定では、被ばくや汚染が見逃されています。建屋
出入りの際の測定システムの不備?欠?、さらに作業員への測定方
法や放射線?育が不十分だった可能性が考えられます。六ヶ所再?
理工場が先例として技術導入を行い、作業員の?育?訓練を行った
東海再?理工場の試?運?においても、手袋?マスクを着用しなか
ったためにプルトニウムによる汚染、?部被ばく事故は多?してい
ました。先行施設のこれらの?訓を生かしていれば今回のプルトニ
ウム被ばく事故は防げたものです。
日本原燃はホ?ムペ?ジ上で、今回のプルトニウム?部被ばくに
ついて、「胸部レントゲン撮影により被ばくする線量の約5分の1
であり、被ばく?に記?するレベル(記?レベル:2mSv)よりも
十分低い」と述べています。これはプルトニウムの?部被ばくとレ
ントゲン撮影による外部被ばくという、まったく性格の違うものを
比べるという非科?的な議論です。明らかに事故の重大性を覆い?
そうとする意?的な情報です。プルトニウムは、地球上で最も毒性
の?い元素です。微粒子?で人間の器官や肺の?毛に沈着します。
一度??に取り?むと極めて排泄されにくい物質です。プルトニウ
ム239は24100年という半減期なので、ほとんど生涯にわたって細胞
?の遺?子に放射線をあびせかけることになります。今回の事故は、
プルトニウムという?ガン性など極めて毒性の?いプルトニウムを
誤って吸い?んだ?部被ばく事故です。プルトニウムの出す放射線
(アルファ線)は非常に?力なエネルギ?を出すので、どんな微量
でも?部被ばくした場合、遺?子への破??損傷?果が確?にあり
ます。被ばくした??者への??の健康上の影響は無視できないも
ので、今後の健康管理も重要な問題となります。しかし日本原燃は、
被ばくした作業員への特別な健康管理等も考えておらず、プルトニ
ウム被ばく事故の重大性を認識していません。
【精製建屋のT字?手からの硝酸ウラナス溶液漏えい事故について】
漏えい事故を起こしたT字?手と同?のものがすでにウラン試?
中の2005年7月に漏えい事故を起こしていました。『ウラン試?報
告書(1)』にもあるように、この?手は材料製造の段階で不純物が
混入した事?を日本原燃はすでにこの段階で認識していながら、他
の同?の製造工程で製造された?手の交換を行わなかったのです。
製品の仕?が硝酸に耐えられないことがウラン試?の段階で判明し
たのに、原燃の安全?視の??が再度同?の漏えい事故を?生した
ことは大きな問題です。「不適合等を早期に中抽出して改造等の?
策を講じる」というウラン試?の目的を逸?していることは明らか
です。
事故やトラブルを?見し、その問題を水平展開するという日本原
燃の日頃の?明もこの事故によって?態を持っていないことが?明
されました。今回漏えいを起こしたT字?手と同?の製造工程で生
産された?手は精製建屋に58個、前?理建屋に1個、分離建屋に3
個取り付けられています。ところが原燃は、精製建屋の39個の交換
を行うとしています(1個はウラン試?時に交換?み)。取り付け
られている部材の製品仕?が違っているものをそのままで放置する
という??は、今後さらに何らかの事故を起こす可能性を?す可能
性があります。類似の事故?トラブルの再?を防ぐためのいわゆる
水平展開がどのように行われたのか、さらに『ウラン試?報告書』
では、今回の?手も含めて、「不適合等」が338件もありました。
その結果が「?置?み」とされていても、これが施設の安全性を示
すものでないことを今回の事故は明らかにしています。
六ヶ所再?理工場の安全は、?森?民だけの問題ではありません。
再?理工場の事故やトラブルが?い範?の自然環境、農林水産業、
そこに暮す人?の命や健康をおびやかすのです。私たち原子力資料
情報室は?森?に、日本原燃に?して六ヶ所再?理工場アクティブ
試?を中止し、ウラン試?結果の再??、施設の安全性の再点?を
求めるよう、再度要請いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――
■[3]原?の新しい耐震指針案?どう考える??
――――――――――――――――――――――――――――――
原?の新しい耐震指針案?どう考える??
山口幸夫(『原子力資料情報室通信』384?2006.6.1より)
――――――――――――――――――――――――――――――
この4月28日、?の原子力安全委員?の耐震指針?討分科?が新
しい指針案をまとめた。夏か秋の初めころには決定する見?みであ
る。これで原?は大地震にも耐えることができるようになるのだろ
うか。1978年に耐震設計審査指針が定められ、81年に改訂された現
行指針から25年ぶりの指針である。まだ案の段階だが、多分、こう
決まるだろう。だが、?んでみると、表現があいまいで、なんとも
解りにくい。新聞の報道でも、「耐震指針?化へ」とあったり、
「現指針とほぼ同?の?容」とあったりで、評?がわかれている。
改良されたのか、されなかったのか。
――――――――――――――――――――――――――――――
■ぼく このところ日本列島に大きな地震が起きているように思う
んだが、やっと原?にも?策が及ぼうとしているのかい?
■きみ うん。1995年の兵庫?南部地震(阪神?淡路大震災)がき
っかけでね。その年の9月に「平成7年兵庫?南部地震を踏まえた
原子力施設耐震安全?討?」が提言したのを受け、原子力安全委員
?は96年から5年間かけて、いろいろ調査したんだな。そして、原
子力安全基準?指針?門部?に依?した。より適切な指針類にする
ための調査、審議をおこなって、結果を報告してください、とね。
■ぼく その依?はいつのことだったの?
■きみ 2001年6月25日で、7月3日には、?門部?が「?討方針」
を明らかにし、さっそく、「耐震指針?討分科?」を設置して、設
置の目的、審議事項、構成、運?などを決めたんだ。
■ぼく なるほど。分科?の構成メンバ?もそのときに決まったん
だね。
■きみ そう。?足時は18人だったけど、途中で3人やめて4人が
加わったので、最終的には19人ということになった。
■ぼく 今度の案というのはこの分科?がまとめたものなんだね。
それにしても、ずいぶん時間がかかったんだねえ。
■きみ そりゃあそうさ。委員の中に、ことごとに正論というか、
?を代弁する人の言うことが政治的でおかしい、?問的には違うぞ
と言う人がいたのさ。
■ぼく へええ、それは珍しいね。そのために、5年ちかくの?月
を要したというわけか。で、このあとの段取りはどうなってるの?
■きみ 5月19日に、分科?を設置した?門部?に報告されて、つ
ぎには、原子力安全委員?で承認され、パブリックコメントにかか
る。多分、1ヵ月間くらいの期間でしょう。世論にも耳を傾けまし
た、という?裁をつくって、この案が決定する。そして、新指針と
いうことになる。それが、早ければ夏、?くとも秋の初めだろうね。
決まったら、これから、相?の期間はこの指針に縛られるだろうね。
■ぼく すると、パブコメが大事ということになるのかい?
■きみ その通り。
■ぼく でも、どうせ何を言ってもだめさ。向こうが、つまり原子
力安全委員?の事務局が判?するんだろ? 去年の原子力政策大綱
のときだって、ずいぶんたくさんの意見が寄せられたと思うけど、
それが少しは反映されたのかねえ。まったくないんじゃないか。む
なしいよ、パブコメに?じるなんてさ。
■きみ そんなことを言ったらいけないんじゃないかな。いつ?る
かわからないけれど、しかし、正しいと思う主張をし?けるという
のが民主主義の原理でしょうよ。長い時間が必要だと思うよ。この
3月の志賀原?2??の運?差し止め判決を見てごらん。延?と負
け?けてきて、原?裁判で初めての勝利だぜ。
■ぼく わかった。あらためてよく?んで、意見募集に?じよう。
【?わったところ】
■ぼく ところで、現行指針にくらべてここが?わったというとこ
ろは何?なの?
■きみ うん。いろいろあるんだけど、主なところはつぎの4点かな。
<1>考慮する直下地震の大きさ
<2>基準となる地震動
<3>考慮する活?層
<4>「?余のリスク」の導入
■ぼく <1>の直下地震については、全?一律に、マグニチュ?ド(M)
6.5を想定すればいいというのが??の指針だったよね。
■きみ 活?層が近くに見つかっていない場合などはそうだった。
しかし、2000年の鳥取?西部地震はM7.3の地??地震にもかかわら
ず、活?層は事前に指摘されていなかったし、明瞭な地表地震?層
もあらわれていなかった。
その?になって探せば見つかったはずだと言ったって、あとの祭
りだからね。そこで、新指針では?値は示さないで、電力業界が自
主的に判?することになるんだが、M6.6くらいしか考えていないか
ら、「耐震指針は?化へ」というのはウソになる。
■ぼく 事前調査で震源?層が見つからない危?性があるのに、自
主的判?というのはあぶないんじゃないかな。作りたい、という?
持ちが先行すると、たいていのことには理屈がついてしまうものだ
ぜ。
■きみ 工?ではたしかにそういうことがあるね。その危?はつぎ
の<2>にも言える?がするんだ。地震そのものの大きさを表すのはマ
グニチュ?ド(M)だが、構造物が受ける影響は地震による?れだ。
これを地震動と言っている。現行指針では、S1とS2という二つの?
れを使っているのさ。
■ぼく そのSってのは何だい? seismic(地震の)から?ている
のかな。1と2はどう違うの?
■きみ 地震はearthquakeと言うけど、standard(基準)から?て
いるのかもしれない。S1というのはね、過去の地震?を調べたり、
活動度の高い近くの活?層によって起こるかもしれない地震を予想
してだね、原?の敷地に?そうな最も大きな地震動さ。それを基準
にして原?を設計するんだ。だから、「設計用最?地震」がもたら
す地震動をS1と言う。
■ぼく そうか。襲ってくるかもしれない最?の地震動に耐えられ
るように原?を設計するんだね。なら、S2は何なの? いらないん
じゃないの?
■きみ ううん、そうじゃないんだよ、もっと大きな地震があるか
もしれない。しかし、これ以上はありえないという限界の地震を想
定してみるんだよ。この「設計用限界地震」がもたらす地震動をS2
と呼ぶんだ。
■ぼく なるほど。そんなに?重に作っているんだから、日本の原
?は大地震が?たって、大丈夫なんだ。
■きみ おいおい、そう簡?に納得しないでよ。考えてもみてごら
ん。S1とかS2とか、科?的に?字を出せると思うかい? 地震?は
阪神?淡路大震災いらい、長足の進?をしたとはいっても、直に?
察出?ない地下構造がカギをにぎっている?問だよ。
■ぼく そうかあ。??室の中でやる精密科?とはちがうなあ、た
しかに。
■きみ 2005年8月16日、宮城?沖地震(M7.2)が起きたよね。そ
のとき、女川原?が止まった。そこでの地震計が示した?答スペク
トルの値はS2を超えていたでしょ。
■ぼく そうだったね。大問題になったね。いや、いまも大問題な
んだ。S2って何だろう? と思ったよ。あてにならないなあ。
■きみ 新しい指針では、このS1、S2が消えて、「基準地震動」Ss
というもの一つになった。しかし、これがS2よりずっと大きいのか、
似たような大きさなのかがはっきりしない。じつにアイマイなんだ
よ。
■ぼく Sdというのもあるんじゃないの?
■きみ そうそう。「?性設計用地震動」というもの。これがまた
たいへん問題だと思うんだ。現行指針では最?地震によるS1が?て
も?性?態にとどまる、限界地震によるS2でも機能が保たれる、と
している。今回はSsだけになったので、?性設計で確認しておくた
めにSdというものをもちだしてきたのさ。これはSsのα倍とされる。
しかし、αの値は0.5を下回らない程度に電力?社が自主的に決め
るんだ。現行のS1はS2と比べて3分の2以上あるのにね。
■ぼく そうなら、Ssをよっぽど大きく設定しなくちゃ。
■きみ そこなんだよ。いまのままなら、そうはならないでしょう
ね。
【活?層と「?余のリスク」】
■ぼく この3月24日の志賀2??の判決では、いくつかの活?層
が連動する可能性を指摘していたね。新指針では、そこはどうなん
だい?
■きみ むずかしいことを聞くね。??は限界地震で「5万年前以
降活動したもの」だけを?討の?象にしていたけど、今回は「約13
万年前以降の活動が否定できないもの」とのばしただけで、連動に
ついては議論していない。?者の中でも意見が一致していないんだ。
■ぼく う?ん。そんなことでいいのかねえ。
■きみ 新指針の?りないところの一つだと思うよ。
■ぼく ところで、基本方針の解?で、「?余のリスク」の存在を
認めているね。
■きみ そうなんだ。委員のあいだで最後まで意見が分かれたとこ
ろなのさ。策定された地震動を上回る地震動がやって?て、施設や
周?公衆に重大な放射線被曝を及ぼすことのリスクをどう記述する
か、確率論的手法が未だできていないので、今後に待つというわけ
だ。
■ぼく つまり、今までは、限界地震を超える地震はありません、
原?は大丈夫ですと言ってたけれど、これからは、そうは言えなく
て、原?にはリスクがありますよ、と宣言したということだね。
■きみ はっきり言えばね。どんな大地震が起こっても、「ああ、
?余のリスクが現われたのね」だけで、もう「予想外だった」なん
て弁解がましく言わなくても?む。
■ぼく 「基本方針」が180度?換したのに、「同等の考えである」
なんて、よく言うねえ。
■きみ 今度の案にはほかにもいろいろ問題があるんだ。基本方針
にあった剛構造と岩盤支持という表現は消えたし、大崎スペクトル
が過小評?になること、?存の原?をどうするかなどだね。アクテ
ィブ試?が始まってしまった六ヶ所の再?理工場のことだってある
し。
■きみ 「?余のリスクを認めるとしても、地震によって、放射線
被曝の?加を引き起こす事がないようにすることが、耐震安全設計
の根本の目標である」という文言を入れよ、という主張もあったよ。
■ぼく 結局、地震と原?について、ぼくらはいま大きな曲がり角
に立っているんだ。他人事としてでなく、パブコメに?えなくっ
ちゃ、ね。
=========================================
→「耐震設計審査指針(案)」に?する意見募集期間は5月24日?6月22日。
http://www.nsc.go.jp/box/bosyu060523/youkou_taishin.html
→耐震指針?討分科?など議事資料
http://www.nsc.go.jp/siryo/siryo.htm
→原子力資料情報室?地震?係記事
http://cnic.jp/modules/news/index.php?storytopic=17
――――――――――――――――――――――――――――――
■[4]『原子力資料情報室通信』384?(2006.6.1)もくじ
――――――――――――――――――――――――――――――
【訂正】
『原子力資料情報室通信』384?記事「原?の新しい耐震指針案?
どう考える?」(CNIC EXPRESS No.107記事[3])中、耐震指針?討
分科?第43回?合配布資料から「基準地震動Ssの策定に?する?要
フロ?」(震分第43-4?13頁)を?載しましたが、この?要フロ?
は同第43回?合にて撤回されています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『原子力資料情報室通信』384?(2006.6.1)目次
□原?は?暖化防止に役立つのか
……鮎川ゆりか(WWFジャパン)
□被曝の危?性の?明なかった
?福島第一原?訴訟で長尾さんが?言
……氏家義博(長尾訴訟弁護??弁護士)
□原?の新しい耐震指針案
?どう考える?
……山口幸夫(共同代表)
( http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=380
およびCNIC EXPRESS No.107記事[3] )
□六ヶ所再?理工場の洗?水漏えい事故を?くみてよいのか
……古川路明(理事)
□短信
□資料紹介
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※『原子力資料情報室通信』(月刊)は?員の皆?にお送りしております。
http://cnic.jp/modules/about/article.php?id=3
――――――――――――――――――――――――――――――
■[5]原子力資料情報室とは
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原子力資料情報室は、原子力に依存しない社?の?現をめざしてつく
られた非?利の調査?究機?です。産業界とは?立した立場から、
原子力に?する各種資料の?集や調査?究などを行ない、それらを
市民活動に役立つように提供しています。
このメ?ルマガジンふくむ?室の活動は、?員の方?の?費および
寄付によって支えられています。?員案?はこちらです。
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今中哲二?原子力資料情報室『「チェルノブイリ」を
見つめなおす?20年後のメッセ?ジ』
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原子力資料情報室『ほんとにだいじょうぶ?身近な放射線』
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=356
西尾漠『新版 原?を考える50話』岩波ジュニア新書529
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=327
伴英幸『原子力政策大綱批判?策定?議の現場から』七つ森書館
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=351
西尾漠『Q&Aで知るプルサ?マルの正?』原子力資料情報室?原水爆禁止日本?民?議
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=84
原?老朽化問題?究?『老朽化する原??技術を問う?』原子力資料情報室
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=138
JCO臨界事故?合評??議『?い光の警告?原子力は?わったか』七つ森書館
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=221
原子力資料情報室『原子力市民年鑑2005』七つ森書館
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=178
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原子力資料情報室はメ?ルマガジンによる情報提供を行なっています。
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=?原?を?現する原子力資料情報室(CNIC)のメ?ルマガジン=
No.0107 六ヶ所再?理工場で??する事故の?態を日本原燃は公表していない
?情報提供を受けて日本原燃、原子力安全?保安院、?森?に申し入れ?他【2006年6月6日】
原子力資料情報室(CNIC)Citizens' Nuclear Information Center
※購?の登??解除??更は?者の皆?ご自身でお願いいたします(方法下記)
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◇今?の?容◇
[1]六ヶ所再?理工場で??する事故の?態を日本原燃は公表していない
?情報提供を受けて日本原燃、原子力安全?保安院、?森?に申し入れ
[2]プルトニウム被ばく事故とT字?手の漏えい事故に?する?森?への要請書
[3]原?の新しい耐震指針案?どう考える??
[4]『原子力資料情報室通信』384?(2006.6.1)もくじ
[5]原子力資料情報室とは
――――――――――――――――――――――――――――――
■[1]六ヶ所再?理工場で??する事故の?態を日本原燃は公表していない
?情報提供を受けて日本原燃、原子力安全?保安院、?森?に申し入れ
――――――――――――――――――――――――――――――
六ヶ所再?理工場で??する事故の?態を日本原燃は公表していない
?情報提供を受けて日本原燃、原子力安全?保安院、?森?に申し入れ
日本原燃株式?社 社長 兒島伊佐美殿
原子力安全?保安院 院長 ???吉殿
?森?知事 三村申吾 殿
要請書
原子力資料情報室
2006年6月6日
(日本原燃、原子力安全?保安院、?森?に提出)
原子力資料情報室は、昨日(2006年6月5日)、一通のメ?ルを
受信しました(以下「メ?ル」:下記資料?照)。「メ?ル」の?
容は、日本原燃の六ヶ所再?理工場で5月17日に?生した精製建屋
配管T字?手からの硝酸ウラナス溶液漏えい事故、5月25日に公表
された分析建屋でのプルトニウム被ばく事故に?するものです。
「メ?ル」には、今まで日本原燃が公表し、マスコミ等でも報道
され、また私たちが日本原燃や?森?への要請行動で直接確認して
きた事?とは違う、?事故についての指摘があります。
例えば漏えい事故では、公表された漏えい量は7リットルとさて
いますが、?際はその10倍もの堰があふれんばかりの量であり、現
場の??も公表されている事とは違う?態であったこと、さらに日
本原燃がこのような事?を?して事故を公表していると指摘されて
います。また汚染事故については、これまでにも?回別の汚染事故
が?生しているが事故原因も特定できす、マスクの着用を作業員が
求めていたが日本原燃がそれを認めなかったと指摘されています。
日本原燃が漏えい事故、被ばく事故に?してホ?ムペ?ジ上で公
表していることは、事故の?況、原因、?策等についても情報は非
常に乏しいもので、事故の詳細はいまだに明らかにされておりませ
ん。また日本原燃は、私たち原子力資料情報室をはじめ多くの市民
??の問い合わせにも十分??していません。この「メ?ル」で指
摘されているいくつかの点についても、私たちは詳細な情報公開を
求めていますが、いまだに回答がありません。
私たちはこの「メ?ル」の?容について、事故の?情を知りえる
立場からの信憑性のある情報と考え、これを公表し、日本原燃、原
子力安全?保安院、?森?にたいし、「メ?ル」で指摘されている?
容も含めて、事故の?況、事故への??等、詳細な情報を公開する
ことを求めます。
【?照】
T字管漏洩事故に?する日本原燃の?表
http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/topics/060518-recycle-b01.html
http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/topics/060518-recycle-b01.html
プルトニウム?取事故に?する日本原燃の?表
http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/topics/060525-recycle-01.html
その他の事故
http://www.jnfl.co.jp/topics.html
==============================
■【原子力資料情報室宛ての「メ?ル」】
Subject: 日本原燃トラブルの??について
突然ですが、ひどく憤りを感じるため、日本原燃にて、先日?生し
たトラブルについて、
?りの情報公開が?生しているため、報告させて頂きます。
1.精製建屋でのT?手からの硝酸ウラン溶液の漏れにつて
漏れた液量は、7リットルと公表されているが、?際は、10倍量に
あたり、堰は、あふれんばかりの?態で、これを公表すると、A情
報ということで、除染したのちの値を公表した。
また、?置?みとされていたT?手は、ビニ?ルにて養生しただけ
のお粗末な?態で、
このビニ?ル養生された中にたまっていた溶液の量が約7リットル
という事?。
メ?カ(東芝)では、漏れることは予想されていたが、日本原燃側
は、?置をさせなかった。
このトラブル?見では、異臭を確認しとあるが、別の部屋の作業員
が確認するというのは、異常。
換排?設備が正常に機能していない。
なぜならば、負?が?保されているならば、別の部屋で異臭を感じ
る?がない。
また、その量が7リットル程度であれば?のこと。
2.分析建屋での作業員の放射性物質の???取について
作業員の作業服に汚染が確認される以前に?回、汚染が確認されて
いるが、報告は愚か、原因も特定出?ていない事象が?生していた。
全て、アクティブ試?以降に汚染が確認されている。
フ?ドでの作業において、半面マスクの着用が義務付けされていな
い件については、グロ?ブボックスも同?(一部着用をマニュアル
化)で、一部作業員の中では、着用を日本原燃に?し、促していた
ようだがマニュアルに記載されていないということで、着用は見送
られていた。
また、放射線管理を管轄る部長は、日本原子力機構からの出向者が
なっているが、先行施設の安全?策を反映していない。???取し
た作業員は、作業?日休憩を取得する事無く、業務に?事していた。
作業?制が不自然で、日本原燃は、5班3交替、この協力?社員は、
4班3交代で、激務を?いられていた結果によるトラブルであること
を公表せず、ヒュ?マンエラ?を?調。
匿名希望
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――――――――――――――――――――――――――――――
■[2]プルトニウム被ばく事故とT字?手の
漏えい事故に?する?森?への要請書
――――――――――――――――――――――――――――――
プルトニウム被ばく事故とT字?手の
漏えい事故に?する?森?への要請書
要請書
?森?知事
三村申吾 殿
要請書
原子力資料情報室
2006年6月2日
(?森?に提出)
六ヶ所再?理工場では、3月31日にアクティブ試?が開始されて
以?、約2ヶ月の短期間にすでに??の事故?トラブルが?生して
います。その主なものは以下のとおりです。
4月11日 溶解槽セル?の洗?水の漏えい事故
4月23日 分離建屋と精製建屋の間の洞道?での放射性物質の漏えい
5月3日 精製建屋かくはん機起動モ?タ?のトラブル
5月6日 精製建屋プルトニウム濃縮ポンプの故障
5月17日 精製建屋配管T字?手からの硝酸ウラナス溶液漏えい事故
5月23日 高レベル?液ガラス固化建屋セル?のクレ?ンフックの
落下事故
5月25日 分析建屋でプルトニウム被ばく事故
これらの事故?トラブルの原因や日本原燃の??には、いままで
行われてきた化?試?、ウラン試?や安全性?点?で確認されたは
ずの工場の「安全性」に大きな疑問を抱かせるものが多?あります。
私たち原子力資料情報室は?森?に?して、日本原燃に?して六ヶ
所再?理工場アクティブ試?を中止し、ウラン試?結果の再??、
施設の安全性の再点?を求めるよう、要請いたします。
【分析建屋のプルトニウム被ばく事故について】
分析建屋のプルトニウム被ばく事故については、現在事故原因が
調査中となっていますが、作業マニュアルがマスクの着用を義務付
けていませんでした。その理由について日本原燃は、「被ばくの危
?性がないので義務づけなかった」と?明しています。これは明ら
かに六ヶ所工場の「作業マニュアル」の重大な欠?であり、日本原
燃の「安全意識」のお粗末な?態を示すものです。その意味でも、
今回の事故は明らかに「人災」です。さらに作業員が分析建屋から
退出の際行った測定では、被ばくや汚染が見逃されています。建屋
出入りの際の測定システムの不備?欠?、さらに作業員への測定方
法や放射線?育が不十分だった可能性が考えられます。六ヶ所再?
理工場が先例として技術導入を行い、作業員の?育?訓練を行った
東海再?理工場の試?運?においても、手袋?マスクを着用しなか
ったためにプルトニウムによる汚染、?部被ばく事故は多?してい
ました。先行施設のこれらの?訓を生かしていれば今回のプルトニ
ウム被ばく事故は防げたものです。
日本原燃はホ?ムペ?ジ上で、今回のプルトニウム?部被ばくに
ついて、「胸部レントゲン撮影により被ばくする線量の約5分の1
であり、被ばく?に記?するレベル(記?レベル:2mSv)よりも
十分低い」と述べています。これはプルトニウムの?部被ばくとレ
ントゲン撮影による外部被ばくという、まったく性格の違うものを
比べるという非科?的な議論です。明らかに事故の重大性を覆い?
そうとする意?的な情報です。プルトニウムは、地球上で最も毒性
の?い元素です。微粒子?で人間の器官や肺の?毛に沈着します。
一度??に取り?むと極めて排泄されにくい物質です。プルトニウ
ム239は24100年という半減期なので、ほとんど生涯にわたって細胞
?の遺?子に放射線をあびせかけることになります。今回の事故は、
プルトニウムという?ガン性など極めて毒性の?いプルトニウムを
誤って吸い?んだ?部被ばく事故です。プルトニウムの出す放射線
(アルファ線)は非常に?力なエネルギ?を出すので、どんな微量
でも?部被ばくした場合、遺?子への破??損傷?果が確?にあり
ます。被ばくした??者への??の健康上の影響は無視できないも
ので、今後の健康管理も重要な問題となります。しかし日本原燃は、
被ばくした作業員への特別な健康管理等も考えておらず、プルトニ
ウム被ばく事故の重大性を認識していません。
【精製建屋のT字?手からの硝酸ウラナス溶液漏えい事故について】
漏えい事故を起こしたT字?手と同?のものがすでにウラン試?
中の2005年7月に漏えい事故を起こしていました。『ウラン試?報
告書(1)』にもあるように、この?手は材料製造の段階で不純物が
混入した事?を日本原燃はすでにこの段階で認識していながら、他
の同?の製造工程で製造された?手の交換を行わなかったのです。
製品の仕?が硝酸に耐えられないことがウラン試?の段階で判明し
たのに、原燃の安全?視の??が再度同?の漏えい事故を?生した
ことは大きな問題です。「不適合等を早期に中抽出して改造等の?
策を講じる」というウラン試?の目的を逸?していることは明らか
です。
事故やトラブルを?見し、その問題を水平展開するという日本原
燃の日頃の?明もこの事故によって?態を持っていないことが?明
されました。今回漏えいを起こしたT字?手と同?の製造工程で生
産された?手は精製建屋に58個、前?理建屋に1個、分離建屋に3
個取り付けられています。ところが原燃は、精製建屋の39個の交換
を行うとしています(1個はウラン試?時に交換?み)。取り付け
られている部材の製品仕?が違っているものをそのままで放置する
という??は、今後さらに何らかの事故を起こす可能性を?す可能
性があります。類似の事故?トラブルの再?を防ぐためのいわゆる
水平展開がどのように行われたのか、さらに『ウラン試?報告書』
では、今回の?手も含めて、「不適合等」が338件もありました。
その結果が「?置?み」とされていても、これが施設の安全性を示
すものでないことを今回の事故は明らかにしています。
六ヶ所再?理工場の安全は、?森?民だけの問題ではありません。
再?理工場の事故やトラブルが?い範?の自然環境、農林水産業、
そこに暮す人?の命や健康をおびやかすのです。私たち原子力資料
情報室は?森?に、日本原燃に?して六ヶ所再?理工場アクティブ
試?を中止し、ウラン試?結果の再??、施設の安全性の再点?を
求めるよう、再度要請いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――
■[3]原?の新しい耐震指針案?どう考える??
――――――――――――――――――――――――――――――
原?の新しい耐震指針案?どう考える??
山口幸夫(『原子力資料情報室通信』384?2006.6.1より)
――――――――――――――――――――――――――――――
この4月28日、?の原子力安全委員?の耐震指針?討分科?が新
しい指針案をまとめた。夏か秋の初めころには決定する見?みであ
る。これで原?は大地震にも耐えることができるようになるのだろ
うか。1978年に耐震設計審査指針が定められ、81年に改訂された現
行指針から25年ぶりの指針である。まだ案の段階だが、多分、こう
決まるだろう。だが、?んでみると、表現があいまいで、なんとも
解りにくい。新聞の報道でも、「耐震指針?化へ」とあったり、
「現指針とほぼ同?の?容」とあったりで、評?がわかれている。
改良されたのか、されなかったのか。
――――――――――――――――――――――――――――――
■ぼく このところ日本列島に大きな地震が起きているように思う
んだが、やっと原?にも?策が及ぼうとしているのかい?
■きみ うん。1995年の兵庫?南部地震(阪神?淡路大震災)がき
っかけでね。その年の9月に「平成7年兵庫?南部地震を踏まえた
原子力施設耐震安全?討?」が提言したのを受け、原子力安全委員
?は96年から5年間かけて、いろいろ調査したんだな。そして、原
子力安全基準?指針?門部?に依?した。より適切な指針類にする
ための調査、審議をおこなって、結果を報告してください、とね。
■ぼく その依?はいつのことだったの?
■きみ 2001年6月25日で、7月3日には、?門部?が「?討方針」
を明らかにし、さっそく、「耐震指針?討分科?」を設置して、設
置の目的、審議事項、構成、運?などを決めたんだ。
■ぼく なるほど。分科?の構成メンバ?もそのときに決まったん
だね。
■きみ そう。?足時は18人だったけど、途中で3人やめて4人が
加わったので、最終的には19人ということになった。
■ぼく 今度の案というのはこの分科?がまとめたものなんだね。
それにしても、ずいぶん時間がかかったんだねえ。
■きみ そりゃあそうさ。委員の中に、ことごとに正論というか、
?を代弁する人の言うことが政治的でおかしい、?問的には違うぞ
と言う人がいたのさ。
■ぼく へええ、それは珍しいね。そのために、5年ちかくの?月
を要したというわけか。で、このあとの段取りはどうなってるの?
■きみ 5月19日に、分科?を設置した?門部?に報告されて、つ
ぎには、原子力安全委員?で承認され、パブリックコメントにかか
る。多分、1ヵ月間くらいの期間でしょう。世論にも耳を傾けまし
た、という?裁をつくって、この案が決定する。そして、新指針と
いうことになる。それが、早ければ夏、?くとも秋の初めだろうね。
決まったら、これから、相?の期間はこの指針に縛られるだろうね。
■ぼく すると、パブコメが大事ということになるのかい?
■きみ その通り。
■ぼく でも、どうせ何を言ってもだめさ。向こうが、つまり原子
力安全委員?の事務局が判?するんだろ? 去年の原子力政策大綱
のときだって、ずいぶんたくさんの意見が寄せられたと思うけど、
それが少しは反映されたのかねえ。まったくないんじゃないか。む
なしいよ、パブコメに?じるなんてさ。
■きみ そんなことを言ったらいけないんじゃないかな。いつ?る
かわからないけれど、しかし、正しいと思う主張をし?けるという
のが民主主義の原理でしょうよ。長い時間が必要だと思うよ。この
3月の志賀原?2??の運?差し止め判決を見てごらん。延?と負
け?けてきて、原?裁判で初めての勝利だぜ。
■ぼく わかった。あらためてよく?んで、意見募集に?じよう。
【?わったところ】
■ぼく ところで、現行指針にくらべてここが?わったというとこ
ろは何?なの?
■きみ うん。いろいろあるんだけど、主なところはつぎの4点かな。
<1>考慮する直下地震の大きさ
<2>基準となる地震動
<3>考慮する活?層
<4>「?余のリスク」の導入
■ぼく <1>の直下地震については、全?一律に、マグニチュ?ド(M)
6.5を想定すればいいというのが??の指針だったよね。
■きみ 活?層が近くに見つかっていない場合などはそうだった。
しかし、2000年の鳥取?西部地震はM7.3の地??地震にもかかわら
ず、活?層は事前に指摘されていなかったし、明瞭な地表地震?層
もあらわれていなかった。
その?になって探せば見つかったはずだと言ったって、あとの祭
りだからね。そこで、新指針では?値は示さないで、電力業界が自
主的に判?することになるんだが、M6.6くらいしか考えていないか
ら、「耐震指針は?化へ」というのはウソになる。
■ぼく 事前調査で震源?層が見つからない危?性があるのに、自
主的判?というのはあぶないんじゃないかな。作りたい、という?
持ちが先行すると、たいていのことには理屈がついてしまうものだ
ぜ。
■きみ 工?ではたしかにそういうことがあるね。その危?はつぎ
の<2>にも言える?がするんだ。地震そのものの大きさを表すのはマ
グニチュ?ド(M)だが、構造物が受ける影響は地震による?れだ。
これを地震動と言っている。現行指針では、S1とS2という二つの?
れを使っているのさ。
■ぼく そのSってのは何だい? seismic(地震の)から?ている
のかな。1と2はどう違うの?
■きみ 地震はearthquakeと言うけど、standard(基準)から?て
いるのかもしれない。S1というのはね、過去の地震?を調べたり、
活動度の高い近くの活?層によって起こるかもしれない地震を予想
してだね、原?の敷地に?そうな最も大きな地震動さ。それを基準
にして原?を設計するんだ。だから、「設計用最?地震」がもたら
す地震動をS1と言う。
■ぼく そうか。襲ってくるかもしれない最?の地震動に耐えられ
るように原?を設計するんだね。なら、S2は何なの? いらないん
じゃないの?
■きみ ううん、そうじゃないんだよ、もっと大きな地震があるか
もしれない。しかし、これ以上はありえないという限界の地震を想
定してみるんだよ。この「設計用限界地震」がもたらす地震動をS2
と呼ぶんだ。
■ぼく なるほど。そんなに?重に作っているんだから、日本の原
?は大地震が?たって、大丈夫なんだ。
■きみ おいおい、そう簡?に納得しないでよ。考えてもみてごら
ん。S1とかS2とか、科?的に?字を出せると思うかい? 地震?は
阪神?淡路大震災いらい、長足の進?をしたとはいっても、直に?
察出?ない地下構造がカギをにぎっている?問だよ。
■ぼく そうかあ。??室の中でやる精密科?とはちがうなあ、た
しかに。
■きみ 2005年8月16日、宮城?沖地震(M7.2)が起きたよね。そ
のとき、女川原?が止まった。そこでの地震計が示した?答スペク
トルの値はS2を超えていたでしょ。
■ぼく そうだったね。大問題になったね。いや、いまも大問題な
んだ。S2って何だろう? と思ったよ。あてにならないなあ。
■きみ 新しい指針では、このS1、S2が消えて、「基準地震動」Ss
というもの一つになった。しかし、これがS2よりずっと大きいのか、
似たような大きさなのかがはっきりしない。じつにアイマイなんだ
よ。
■ぼく Sdというのもあるんじゃないの?
■きみ そうそう。「?性設計用地震動」というもの。これがまた
たいへん問題だと思うんだ。現行指針では最?地震によるS1が?て
も?性?態にとどまる、限界地震によるS2でも機能が保たれる、と
している。今回はSsだけになったので、?性設計で確認しておくた
めにSdというものをもちだしてきたのさ。これはSsのα倍とされる。
しかし、αの値は0.5を下回らない程度に電力?社が自主的に決め
るんだ。現行のS1はS2と比べて3分の2以上あるのにね。
■ぼく そうなら、Ssをよっぽど大きく設定しなくちゃ。
■きみ そこなんだよ。いまのままなら、そうはならないでしょう
ね。
【活?層と「?余のリスク」】
■ぼく この3月24日の志賀2??の判決では、いくつかの活?層
が連動する可能性を指摘していたね。新指針では、そこはどうなん
だい?
■きみ むずかしいことを聞くね。??は限界地震で「5万年前以
降活動したもの」だけを?討の?象にしていたけど、今回は「約13
万年前以降の活動が否定できないもの」とのばしただけで、連動に
ついては議論していない。?者の中でも意見が一致していないんだ。
■ぼく う?ん。そんなことでいいのかねえ。
■きみ 新指針の?りないところの一つだと思うよ。
■ぼく ところで、基本方針の解?で、「?余のリスク」の存在を
認めているね。
■きみ そうなんだ。委員のあいだで最後まで意見が分かれたとこ
ろなのさ。策定された地震動を上回る地震動がやって?て、施設や
周?公衆に重大な放射線被曝を及ぼすことのリスクをどう記述する
か、確率論的手法が未だできていないので、今後に待つというわけ
だ。
■ぼく つまり、今までは、限界地震を超える地震はありません、
原?は大丈夫ですと言ってたけれど、これからは、そうは言えなく
て、原?にはリスクがありますよ、と宣言したということだね。
■きみ はっきり言えばね。どんな大地震が起こっても、「ああ、
?余のリスクが現われたのね」だけで、もう「予想外だった」なん
て弁解がましく言わなくても?む。
■ぼく 「基本方針」が180度?換したのに、「同等の考えである」
なんて、よく言うねえ。
■きみ 今度の案にはほかにもいろいろ問題があるんだ。基本方針
にあった剛構造と岩盤支持という表現は消えたし、大崎スペクトル
が過小評?になること、?存の原?をどうするかなどだね。アクテ
ィブ試?が始まってしまった六ヶ所の再?理工場のことだってある
し。
■きみ 「?余のリスクを認めるとしても、地震によって、放射線
被曝の?加を引き起こす事がないようにすることが、耐震安全設計
の根本の目標である」という文言を入れよ、という主張もあったよ。
■ぼく 結局、地震と原?について、ぼくらはいま大きな曲がり角
に立っているんだ。他人事としてでなく、パブコメに?えなくっ
ちゃ、ね。
=========================================
→「耐震設計審査指針(案)」に?する意見募集期間は5月24日?6月22日。
http://www.nsc.go.jp/box/bosyu060523/youkou_taishin.html
→耐震指針?討分科?など議事資料
http://www.nsc.go.jp/siryo/siryo.htm
→原子力資料情報室?地震?係記事
http://cnic.jp/modules/news/index.php?storytopic=17
――――――――――――――――――――――――――――――
■[4]『原子力資料情報室通信』384?(2006.6.1)もくじ
――――――――――――――――――――――――――――――
【訂正】
『原子力資料情報室通信』384?記事「原?の新しい耐震指針案?
どう考える?」(CNIC EXPRESS No.107記事[3])中、耐震指針?討
分科?第43回?合配布資料から「基準地震動Ssの策定に?する?要
フロ?」(震分第43-4?13頁)を?載しましたが、この?要フロ?
は同第43回?合にて撤回されています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『原子力資料情報室通信』384?(2006.6.1)目次
□原?は?暖化防止に役立つのか
……鮎川ゆりか(WWFジャパン)
□被曝の危?性の?明なかった
?福島第一原?訴訟で長尾さんが?言
……氏家義博(長尾訴訟弁護??弁護士)
□原?の新しい耐震指針案
?どう考える?
……山口幸夫(共同代表)
( http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=380
およびCNIC EXPRESS No.107記事[3] )
□六ヶ所再?理工場の洗?水漏えい事故を?くみてよいのか
……古川路明(理事)
□短信
□資料紹介
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※『原子力資料情報室通信』(月刊)は?員の皆?にお送りしております。
http://cnic.jp/modules/about/article.php?id=3
――――――――――――――――――――――――――――――
■[5]原子力資料情報室とは
――――――――――――――――――――――――――――――
原子力資料情報室は、原子力に依存しない社?の?現をめざしてつく
られた非?利の調査?究機?です。産業界とは?立した立場から、
原子力に?する各種資料の?集や調査?究などを行ない、それらを
市民活動に役立つように提供しています。
このメ?ルマガジンふくむ?室の活動は、?員の方?の?費および
寄付によって支えられています。?員案?はこちらです。
http://cnic.jp/modules/about/article.php?id=3
■原子力資料情報室?最近の書籍(ご注文は原子力資料情報室へ)
今中哲二?原子力資料情報室『「チェルノブイリ」を
見つめなおす?20年後のメッセ?ジ』
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=359
原子力資料情報室『ほんとにだいじょうぶ?身近な放射線』
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=356
西尾漠『新版 原?を考える50話』岩波ジュニア新書529
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=327
伴英幸『原子力政策大綱批判?策定?議の現場から』七つ森書館
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=351
西尾漠『Q&Aで知るプルサ?マルの正?』原子力資料情報室?原水爆禁止日本?民?議
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=84
原?老朽化問題?究?『老朽化する原??技術を問う?』原子力資料情報室
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=138
JCO臨界事故?合評??議『?い光の警告?原子力は?わったか』七つ森書館
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=221
原子力資料情報室『原子力市民年鑑2005』七つ森書館
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=178
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原子力情報宅配便“CNIC EXPRESS”No.0107
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